「懲りずにコラム」 2004年5月上旬号
「ああ、年金」
福田官房長官が、在任期間の記録更新をしはじめた矢先、年金未納に関するウソ発言で(もっとも、"勲二等"の資格も得て)辞任した。
その後も土井たか子元社民党党首など、"選良"諸公の未納が"みんなでバレれば恐くない"式に表ざたとなった。
与野党を問わないところが、"選良"たるところで、民主党代表の菅サンに至っては、先の衆院にダブル立候補したように、
その息子も未納だったという。かつて女性問題で、奥さんから「脇が甘い」といわれた性癖は直らないようだ。
今回はその奥さんもしゃしゃり出て、「(代表を)辞めない」といい続けた菅サンは"カン"が鈍い証拠だ。
即座に辞めて(次を狙う)、という大バクチをやればよかったのに。
この際、資格を失った多くの人を"救済"する緊急措置として、未払い分の倍額を払えば、継続になるという法案を作るべきだ。
もちろん、国会議員や地方議員、はたまた国家公務員も対象だが、彼らの場合は国民の代表としての責任を重く受け止めてもらうために、
5倍から10倍を払わせる。とうぜん、下手な言い訳をするものには、さらに加算してもよい。
ところで、私の友人の奥さんは、すでに受給資格を得て、いま支払いを停止していると、年に4度だかの督促状が届くという。
ムダと知りつつ、機械的に督促する経費も馬鹿にならないだろうに、社会保険庁は何を考えているか分からない。
いや、取れるところから取ろうというのだろうね、これは。政治家先生には督促していないのだろうから。
そこで提案。過去30年ぐらいまでさかのぼり、同庁の長官から末端の職員に至るまで、支払いをさせた上で、
年金の支給を停止することだ。すでに、お手盛りで前払いを受けているから、"二重払い"を避けるために。
その結果、相当の額が集り、国民は「将来は等しく恩恵をこうむるはずだ」と、ささやかな夢を持てるではないか。
こうなると、江角マキコさんは、むしろ"功労者"で、小泉首相や福田元官房長官、
ついでにアカンさんも彼女に国民栄誉賞を贈るべきだ。もちろん、ポケットマネーで。
「人道支援ならぬ"人道知らん"」
自衛隊の第二次派遣を強行する国もあれば、拘束した多くのイラク人に、自白させるためとして、
辱めたり拷問にかける憲兵たちを、「わが国を代表するものでない」と言い切る大統領をいただく国もある。
前者は、駐屯地サマーワが危険だからと1か月も"長期休暇"を決め込む体たらく(たかだか1週間ほどのゴールデンウイークを喜んでいる国民諸君、
キミたちの認識は甘いぞ!? )。人道支援なのに、なぜ"武装"してまで行かせるのだろう。
丸腰であれば命が保障されるのは、先月の人質事件で証明済みではないか。
一方は、予備役など十分に訓練されていない、麗しくないサブリナ嬢など女性を含む兵士たちが、
上官の命令で拷問し続けたという。写真を撮ったり、それを外部に流したりというところが"しろうと"だったわけだが、
プロは結束が固いから、同じことが行われていても、真相はなかなか表面化しなかったことだろう
(例えば、全国の警察署での捜査用報償費の流用など)。
命令されれば、気に染まないこともやらざるを得ないのは、組織の宿命でもあるが、
なかには学資稼ぎや生活費のためなど動機不純の輩も多いという。日当21万円ともなれば、
命に代えても行く人間は多いことだろう。正義も平和も関係なく、上から下まで、カネ、カネというのが、
アメリカのイラク占領の実態か。そして、もう一人の女性憲兵イングランド嬢は、さりげなく英国も道連れにしようとして……。
ところで、上官の命令に従えば、いい目にあうのも組織の公式だ。先の年金未納の6閣僚が、福田辞任を"担保"に、
小泉首相から、「職務を全うせよ」と言われたからと居座る、自己責任の欠如振りを見ればわかる。
潔さもなく、国民としての義務も果たせない人たちに、いまさら何ができるというのか。これも、組織だからか。
いや、コイズミさんだけでなく、保守的な国民の多くは「(6閣僚は)わが国を代表するものでない」と、達観しているからか。
「打つだけが野球ではない」
ホームランバッターを必要以上にそろえ、開幕いらい、31試合だれかがホームランを打ち続けておれば、
他を引き離して首位独走でもおかしくないプロ野球のチームがある。現実には16勝15敗で勝率.516の2位、負け数は最下位と同じ。
だから野球は面白いのか、つまらないのか!? 同じ日に、朝青龍なんかひとりで31連勝だもんね!!
若いキャッチャーが、すでに18本を打ち自己最高の年間記録に並んだのを筆頭に、次が2位の外国人14本、7本が1人、
他に6本打っているのが2人(うち外国人1人)、5本が2人。この中に打率.267と低迷する4番打者が入っているのはご愛嬌であろう。
あまり勝てないのは遠慮しているからではなく、試合を組み立てられるピッチャー連がいないということらしい。
もとはといえば、この球団、お金があるからと、欲しいものを手当たり次第に買うだけの、ただの浪費家という図である。
そもそも、ホームランの連続記録をつないだのは、大バケしたキャッチャー、別名アベ・マリアのおかげである。
もし優勝でもすれば、彼のMVP獲得はまちがいなく、3冠王にでもなれば、東京ドームのそばに、マリア像が立つのではないか。
と予想したいが、なにせ仕事は"女房役"、ろくな亭主がいないとなれば、円形脱毛症(別名、ドーム型…)にでもなりはしないか。
いや、かえって打撃に専念するか(別名、ウツ病?!)。
その昔、弱いチームを背負い、400勝もあげた名投手がいて、「野球は、カネだ!」といわれた時代が懐かしい。
ついでに言えば、ボクシング界でも「打て! ボディだ! ハラだ!」といわれたのは、
フライ級とバンタム級の元世界チャンピオン、ファイティング原田である。
「もうすぐ、出征兵士を送るのか?!」
アテネ五輪はまだ3か月先だが、水泳の平泳ぎで金メダルが期待される北島康介の住む都内荒川区では、
3月下旬に区民応援団が結成されたという。名誉団長をつとめる区長の発案だというが、
その盛り上がりぶりはいささか常軌を逸していないか。
これまでも、同区では北島がレースで勝つたびに、「スポーツ大賞」「スポーツ特別大賞」「区民栄誉賞」などを贈り、
昨年7月の世界大会で世界新を連発したときには、凱旋パレードや、区営プールに「北島」を冠する案も出ていた
(本人は固辞、マトモだなあ)。
「もう、あげるものがない」区だが、それでも「何かしてあげたい」らしく、祝賀行事を考えているそうだ
(可哀そうに、負ければ帰って来れないのでは、北島クン)。今回は、応援ツアー「平泳ぎ100m・200m観戦コース」12日間
(69万8千円)も企画し、区長も"自費"で申し込んだという(公費かもしれないぞ!!)。
なぜ、そこまで入れ揚げるのか。「都電ぐらいしか名物がない(同区の)知名度を上げた功績者」だからだそうだが、
公務をほったらかして12日間も留守をしておれるなんて、他の区長はうらやましいだろうなあ。
もう少しつづけよう。応援団結成式のとき、参加者には、区がわざわざ買い上げた、北島選手の実家(精肉店)
の特製メンチカツ引換券(200個分)が配られたという(たしかにローカルだなあ、公私混同、狂っているなあ?!)。
このほか、一斉テレビ観戦を呼びかけたり、アテネで北島選手が泳ぐ時間に、
同時にプールに飛び込むなんて"迷案"も飛び出したそうだが、
深夜(日本時間)に職員に残業代まで出して開放するかどうか検討中という("官製"応援団、どこまでマジメなんだろう?)。
さて、本論。応援の仕方を練習するとき、指導者(法政大学応援団)は、「ご起立の際はサングラスをはずし、
帽子も脱いで、皆さん心を一つにしてお願いします!」といっているそうな。いつ、戦争が始まっても、準備はできているぞ、ご同輩!!
(以上、2004年5月11日までの執筆)
kenha@wj8.so-net.ne.jp