「懲りずにコラム」 2004年2月下旬号
「"ドン"ちゃん騒ぎ」
"国民食"とは知らなかったが、ついに吉野家から牛丼が姿を消した。この11日、よりによって建国を祝う日にとは皮肉なものだ。
前日には、記念"食い収め"の行列ができたり、酔っ払いが、なぜ牛丼がないと騒いで逮捕されたりと、
だれ一人"ウシ"さんに感謝する言葉がなかったのは、浅ましい。
そういえば、サルも被害者だ。申年なのに、酉(鳥インフルエンザ)や丑(BSE)に話題をさらわれ、
さらに"負けて悔しい花イチモンメ"のハルウララ(午)もスター並みだ。俺の出番はいつ来るのだろう、エトの仇は……!?
牛丼にもどるが、ネーミングが悪かったのでは。西郷どんや丁稚どんのように"尻"にではなく、ドンファンとか、
ドン・キホーテのように、"ドン"は頭に持ってこなくては。貧すりゃ鈍するというじゃないですか。
もっとも、いまは「どん底」だから、聞いてはくれまいか。これからは、どんどん、いや豚丼を売るそうで、
これ以上、トンでもないことにならないように。
《蛇足:吉野家社長の「お詫びとお礼」は"いただき"だらけで、美味しくなかった》
「お連れの方で…」
秋葉原の電気街での火事は何が原因か知らないが、それにしても、ソフマップソフト ヤマギワソフト舘なんて、
言葉がダブり、長くて訳のわからない店名をつけるとは。ほんとに、119番のときは、店の場所など説明に困ったことだろう。
店員はふだんの電話の応対でも、マニュアルどおり、このジュゲムじゅげむを唱えた後、自分の名を言うのだろうな。
その証拠に、この火事の際も、男子店員が、なんども「お連れの方でいらっしゃらない方は、いらっしゃいますか」とか、
「お連れの方が見えない方はいませんか」などと、客に向かって叫んでいたからだ。
煙がもうもうと立ち込めるなか、"見える"わけはないだろうし、一人できた人はどうすればいいのだろう?!
そんな状況でなくても、「いらっしゃらない方は、いらっしゃいますか」なんて、どっちなんだ?
と聞く人たちを余計混乱させるだけではないか。丁寧な言葉遣いも、時と場合による。
そういえば、十年ほど前、社名をわざわざ長くしたのが、"能率手帳"で有名な「日本能率協会」で、
なんと「日本能率協会マネジメントセンター」という。どこが"能率的か"と、
若い社員が変更と同時に退社したのを私は知っている。
《とばっちり:知人が転居するのは勝手だが、やたら長くて難しい漢字など羅列のマンション名など、
それだけで年賀状(いや、付き合い)が途切れますね!!》
「リーダーを探せ!」
またもやりましたね、人騒がせな関西学院大学(関学)の学生は!
昨年8月広島の平和記念公園の折り鶴に放火し、すぐさま同大学関係者らが大量のツルを"弁償"しただけでは、
懲りなかったのか(似非エッセイ2003・8・6「できすぎた話(新・ツルの恩返し)」参照)。
冬山登山による同大ワンゲル部(別名:野歩き・お気楽クラブ?!)の遭難騒ぎは、十分な準備や知識経験もなく、
行けばなんとかなるさという軽いノリによる結果にすぎない。
現実に、監督は「大雪になるとは思わなかった」という無責任さだが、これも自然を恐れない"不遜さ"を露呈した、
大の大人であるから呆れる。
「(山中で)燃料も使いっぱなしだった」学生たちは、どこでも連絡がとれるという"ケータイ心理"に馴らされた、
知恵も危機感もない"群衆"の証拠である。要するに、集団行動をとるとき、みんなと違う方向を見ながら、
常に冷静な判断ができるリーダーがいなかった、というに尽きる。
さらに、同大の平山学長が、現地勝山市まで、お礼に行ったそうだが、NHKはじめマスコミが、
大々的に報道ほどのことではない。時あたかも入試シーズンである、関学の思う壺ではなかったか!?
《余談:大阪での大学浪人時代、テレビで見ていた古い西部劇で、インデアンの長老が若者に、
「何かことが起こったら、リーダーを探せ。いなければ自分がなれ!」との教えを、私は"実践"している。
往々にして嫌われる? のは、その故である》
「明るく行こう!?」
イラクに自衛隊派遣のさなか、小泉首相が映画「シービスケット」をみたことに関し、記者団は「危機意識がない」と
"不謹慎さ"を追及したのに対し、「首相たるもの、常に明るくなければいけないといわれている」と反論したそうだが、
この報道はチト問題を矮小化しすぎている。
それよりも、13日夜、首相が民主党の若手議員5人とホテルで会食したことのほうが"重大"問題ではないか。
主義主張の定まらないのは民主党だけに限らず、宗旨替えは同党や自民党の得意技!? そのうえ、若手議員は、
どの親分についていけば"出世"できるかしか考えていないはず。とすれば、一国の首相と直接、
話ができるのは願ってもないチャンスだったろう。ポケットマネーでおごられて、今度はお返しをするという。
"青田刈り"されていることにも気づかず、きっと彼らは、一宿一飯の恩義をなどという浪花節の世界に浸っていることだろう。
それこそ首相の思う壺。気がつけば、自民党議員が増えるだけでなく、イラク派遣の自衛隊員も増え続けるだけではないのか。
《補足:案の定、5人組は党執行部より"厳重注意"を受けた由〈2月18日朝刊〉》
久しぶりの「PTA日記」
昨夏、神戸での第53回全国高等学校PTA連合会大会の模様は、03・09・03付「似非エッセイ」に記したが、
最近送られてきた「会報 第45号」(総ページ数360超)をもとに、追加報告をしよう。
先に「想像を絶したのは登録人数で、…なんと1万1千を超えるという。もうひとつ、男性は5%ぐらいかと思いきや、
4:6の感じで引けをとらない」などと書いたが、男女比は7251:4134、つまり64:36で男性のほうが多かった?!
参加人員の多寡を見よう(比率は男:女)。開催県兵庫の1212人(502:710)は全体の1割強、
お手伝いを含んでいるから別扱いとして、愛知568(405:163)、埼玉539(321:218)、福岡481(302:179)、
東京453(174:279)、三重406(250:156)とつづく。
以下、茨城398(351:47)、岐阜397(281:116)、静岡383(328:55)、千葉368(246:122)、沖縄361(239:122)の順で、
男女が逆転するのは東京だけである。
他に、女性が多いのは奈良264(72:192)、大阪2組織386(100:286)、京都2組織254(107:147)などだが、
奈良はある発表者の女性応援団とかで、より会場に近い大阪や京都も日帰りがほとんどだろう
(主婦には、一泊旅行など許されない!?)。
男が多いのは"小ボス""中ボス"の集りだからで、教育に熱心なわけではない。
それが証拠に、「心はすでにツアー気分。…どこへ行くのも都道府県、いや自校単位/これで地元に帰れば、
子どもたちに自立を、などというのだからマンガに等しい。そう、…"公費"による観光パックツアー、
何も考えなくてもいいのだ。天下泰平、また来年も続く……」でした。
《追記:1月31日をもって、私は会則に則り役員を辞任しました。ご報告はいずれ…》
(以上、2004年2月18日までの執筆)
kenha@wj8.so-net.ne.jp