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飽きずにエッセイ2005年3月下旬号

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「小学生に英語、の先にあるもの?」
 少し前の新聞に、「小学生に英語/親の7割賛成/教員の過半数反対」という文科省による意識調査があった(3・11夕刊)。 それぞれの立場や思惑によるものだろうが、日本語より英語が大事という発想は、もうほとんど"君が代"より"星条旗よ、永遠なれ" を国歌にしようという方向性を感じる。
 そういえば、道州制という構想もあった。さまざまな議論のなかで、地方分権・借金からの脱却を目指し? 道州制への推進を目指す団体や政治家が多いようだが、要は日本を4つか5つの道・州に分けるってことではないのかしらん。
 「道」は北海道だけで、ロシアに"献上"し、他の都府県を「州」にするということにならないとも限らない。 ちかごろの大規模な市町村合併の推進は、そのテストであったのか。住民に馴れさせ、あきらめさせ、すんなり道州制に移行という筋書きがみえてきそうだ。
 《もっとも現実には、九州地方の町長選で、隣市との合併反対を旗印に再選を目指した友人A氏が嘆くように、 「単独では財政的に厳しくなるから特例債の使える今年3月末までに合併すべきだといいつつ、 議会議員は在任特例が認められると隣市議会議員に昇格し、いまの三倍の歳費になる」などと、 町民が誇りとする伝統や歴史を無視した議員のエゴ、刹那的な利害で合併反対論が覆ったという。 これなど一市町村だけでなく、"憂国"の国会議員諸公も同じで、後はケセラセラではないのか!!》
 ともあれ、憲法改正の機運に乗じて、いよいよ「アメリカの51番目の州」目指しての布石かと思う。 現憲法がGHQの"押し付け"というなら、日本語は美しい、奥が深いなんて悩む前に、今度は始めから英語で作ることだ。 同じく、教育基本法も、である。
 巷では、ちり紙にまで「2〜12歳 こども英会話/NOVA KIDS/月謝制8,190円〜」なんて広告して、無制限に配られている。 日になんどもちり紙で鼻をかめば、いや違った、月に8千円も払えば英語が話せ、国際人になれるのなら、 それに越したことはないが、果たして?

「自給自足も自己責任?!」
 コイズミ閣下以下、なんとしてでも国連の常任理事国入りに躍起になっている日本国。 そこへ、息子の問題でアセリがあるのかアナン国連事務総長が賛成の意思表示をすれば、愛・地球博に外国元首として開会二日目に一番乗りしたと自慢のシラク仏大統領も、 大好きな大相撲見物と横綱朝青龍に会うのが最大の来日目的とはいえず、やはり賛意を表したという。
 いま、常任理事国を構成する5か国は、第二次世界大戦の戦勝国で、敗戦国の日本およびドイツは、その仲間入りを悲願としているそうだが、 60年前に終った戦争という事実が消えるわけではないだろう。
 もう一つ、拒否権という"伝家の宝刀"が思い浮かぶ常任理事国の特権だが、日本の場合は、アメリカに対する「賛成権」しかないのでなかろうか。 ということは、これまで以上に負担金を出すばかりか、今と変わらない構造に何のメリットがあるというのだろう。
 話かわって、農水省はなかなか味な試算を公表したものだ。「夕食はご飯、芋と魚一切れ/輸入停止時の献立作成」は、 農産物の輸入がストップした場合、かつての食糧不足の時代を思い起こさせる献立だそうで、具体的には、朝、昼も芋中心で、 みそ汁は二日に一杯、肉は九日に一食だという(3・22)。しかし、"かつて"とは何時のことをさすのでしょう?
 農水省は、輸入が完全に途絶えた極端なケースを想定し、食糧自給の向上の必要性を訴えたらしいが、芋とは、 サツマイモ、ジャガイモ、サトイモ、ヤマイモなどと思い浮かぶが、加工しなければ食べられない人が多いだけでなく、 米飯を食べない人たちも多いはずだ。さらに、コンビニやファミレス、牛丼や牛タンがなければ、一日として過ごせない日本人に、 今ごろ、このような危機意識を煽るなんて、農水省はずいぶん、のう天気な役所ではある。
 常任理事国入りを果たしたところで、BSEでも国益を守ろうというアメリカは、はや経済制裁をチラつかせるし、 石油も乏しいわが国は"かつて"のように、アメリカを相手に戦争でもするのだろうか。
 その前に、また"焦土作戦"でも試されるのかな?!(60年前の、3月9〜10日…334機のB29、東京を空襲。 本所・深川・浅草など下町40?焼失、死者8万4000人、罹災者150万人、焼失戸数23万戸/3月14日…大阪空襲、 13万戸焼失(都市爆撃激化)/8月6日…広島に原爆投下、年末までの死者推定14万人±1万人/8月9日…長崎に原爆投下、 年末までの死者推定7万人±1万人)

「何とか、大学…」
 友人は結婚が遅かったため、長男がようやく今年大学を受験し、めでたく第一志望に受かったそうな。
 卒業式に出て、偶然出会った知人の奥さんに、「(卒業)おめでとうございます」といわれ、「おかげさまで、何とか(浪人せずに、大学に)受かりました」と答えると、 相手も「うちも何とか…。で、どちらに?」。
 友人は正直に答えてもよいと思ったが、自慢げに思われるのも気が引けて、「何とか大学です」とあいまいに答えると、 その奥さんもすかさず「うちも何とか大学ですわ」と答えたそうだ。なかなか、いいやり取りではないですか。
 それはともかく、友人が言うには、中学3年生の後半に、何度か息子あてに来た自衛隊員勧誘の往復はがきが、また来たそうだ。 なんとなくイラク派遣以来、アンチ自衛隊の友人は、どこまで個人情報が洩れているのか、改めて考えたそうだ。
 しかし、それだけではないという。酒を飲み始めると、愚痴の多くなる彼は、収集癖もあるそうで、 いわくDMが舞い込み始めたのは1月末ごろからで、紳士服のAともう一つのA量販店から封書が2通、 予備校は3校からきたという。なかには電車の中吊り広告でも宣伝しているY学院から、「なんで、私が東大に!?」 のビデオまで送ってきた(と、憤慨する彼の息子は同じ国立でも東大ではなかった)そうだ。 H学院はチラシだが、J予備校は往復はがき、K塾は立派な冊子だったという。
 そして、某大手予備校からは、模擬テストを受けたためだが、往復はがきが来てどの大学を志望し、 どこに決めたなどとの個人情報をクオ・カード(500円)で売れといってきた、と怒りだす始末。
 さらに、学生保険センターとやらからも、「春休みの事故もカバーいたします!」が来たのも問題だという。 それはまともじゃないかといえば、「なに言ってんだ! これは数年前に卒業した娘あてだぜ?!」

(以上、2005年3月30日までの執筆)


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